尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2020-01-28 10:44 AM

category|日記

お子様の理解力を高めるには

一を聞いて十を知ることが出来る子もいれば、十を聞いても一を知ることのできない子もいます。
この違いは一体何でしょうか?
一言でいうと、
『理解力』
です。
お子様への指導を続けていて、年々、理解力が低いお子様が増えていることを痛感します。
理解力は教科を問わず、成績に直結します。
勉強だけでなく、スポーツや楽器等の上達、人とのコミュニケーションにも大きく影響します。
今回は、27年お子様へ指導をしていて気付いた、理解力が低いお子様に共通する特徴をご紹介致します。
・筆圧が薄く字が薄い
・字の大きさがまばら
・ノートが汚い
・ノートの使い方が無茶苦茶(前から順番ではなく途中のページから書いたりする)
・思い込みが強い
・自意識が強い(ここ数年でこれが一番増えていると感じています)
・自分流でやろうとする
・人から見られている意識がない(それおかしいよと指摘されて初めて気づく)
・内弁慶である
・視野が狭い
・興味のあるものが少ない
・ゲームの話になると饒舌に話すが他のことは話さない
・ゲームをしている時間が長い
・例え話をされると理解できない
・質問と答えが噛み合わない
・相手の話をほとんど聞いていない
・聞いていなくても「はい」と返事してしまう(音として聞こえていれば内容が分かっていなくても返事をしてしまう)
・日本語の使い方を間違えている
・説明するのが下手
・学校や家族と出かけたことのことを聞いてもほとんど思い出せない
・今のことを話しているのか、過去のことを話しているのかが分からない
・素直ではなく、直ぐにごまかしたり、嘘をつく(嘘をごまかすために更に嘘を重ねていくうちに、何が本当だったのか分からなくなる)
・表情が豊かでない(あまり笑わない)
・何度指導しても同じミスを繰り返す
・翌日、数日後には、何か指摘されたことは憶えていてもその内容は覚えていない
・当然知っているであろう言葉を知らない
などが挙げられます。
理解力がなくても素直で優しければ良いのかもしれません。
何か人より長けているものが一つあれば良いのかもしれません。
理解力の低いお子様は、特に話し方や考え方に分かりやすい特徴があります。
学校やお稽古スクール、塾だけに大切なお子様を任せっきりではいけません。
私が考える改善方法は、
1、家族との会話を増やす
2、家族以外の人との会話を増やす(子供に話しかけているのに子ではなく親が答えるのはNG)
3、学校での様子を見聞きする
4、ゲームの時間を減らす
5、興味のないことでもやる時間を作る(絵をかいたり、字を書いたり、お料理や日曜大工のお手伝いをしたり)
6、3Dパズル、粘土で何かを作る等の空間認識力が高まるトレーニングを行う
7、スポーツをする
8、楽器やトランプ、囲碁将棋等の学校では学ばない学びを行う
9、タブレット学習以外のアナログな勉強法を行う(スマホやタブレットで検索するだけでなく、辞書を引くといった遠回りな学習を行う)
10、何事にも感想を言う練習を行う
11、これらを継続させる(何事も何年も継続するトレーニングなしに能力が上がることはありません)
理解力は物事の仕組みなどを構造的に見る練習をしたり、表現する能力が発達していないと言えます。
しかし、これはお子様だけの責任ではなく、LINEで言葉を使わずにスタンプで会話し、
何でも「ヤバい」といいう言葉で片づける大人やテレビ、
言葉をきちんと聞かなくても見るだけで楽しめるYOUTUEBの責任でもあると思います。
お子様の理解力を高めるには、先ずは大人の私たちが語彙力とコミュニケーション能力を高める必要があるのではないでしょうか。
未来の日本はお子様たちだけでなく、私たち一人一人がつくるものだと思います。
吉沢陸