2022-10-19 8:39 AM
category|日記
先日のジュニア空手のご報告
保護者の皆様、いつもありがとうございます。
先日、火曜日のジュニア空手の状況をご報告申し上げます。
先週は、レッスン開始時間になっても黙想して座って待つことが出来ませんでした。
先日もほとんどの生徒が時間の意識がなくレッスン開始1分前になってもマット運動を続けていましたが、
先日は、最上級生が他の生徒たちに「もう直ぐはじまるから、そろそろマット片付けよう」と声掛けしてくれました。
それでも、マットを消毒する時間、マットを片付けるのに時間がかかり、皆が黙想して座ったのは、19時を回っていました。
先日もレッスン前に様々な話をさせていただきましたが、自主練をする生徒が少ないこと、自主練したとしても、汗もかかない、息も上がることのない練習をしていても意味がないことを伝えましたが、一人の生徒が、「自分はそうは思いません」「自分がしている練習は意味がない練習とは思いません」と答えました。
「お前は、あばれる君か」と直ぐに突っ込みましたが、
これが今の時代の子どもたちの大きな問題点だと感じています。
『人に言われても、自分ではそうは思っていない』
という生徒が非常に多いです。
その生徒はその後も、誤魔化す、嘘をつく、数を数えるように指導した練習の数を数えない(数えない理由を聞いたところ、挨拶をしたら途中で数えるのを忘れたとのことです。意味の分からない言い訳ですし、本当にそんな人がいるのでしょうか。)ということを続けました。
嘘をついても嘘をついていると思っていない、意識を直ぐに飛ばす、自分は出来ていると思っている。
最後の、“自分ではできていると思っている”というところが、今の時代の多くの子どもたちが、全く上達しない理由だと感じています。
恐らく、構えや技術的な注意点を伝えてもほとんどの生徒が、「自分ではできているつもり」「自分はできている」と思っているので、何年経っても出来ないことが出来ないままなのだと思います。
勘違い程、恥ずかしいことはありません。
もうそろそろ、世の中は、自己肯定感を低くしない、自己肯定感を高める教育、叱らない教育をやめた方が良いと思います。
叱られることがないので、日常的に嘘をつく、誤魔化す、言い訳するのだと思います。
指導者から「これはこうする」「それは間違っている」と言われて、「自分はそうは思いません」と言うのであれば、お稽古事、習い事などする必要がありません。
今まで、ずっと出来ないことをどうして、恥ずかしい、悔しいとは思わないのかと不思議でしたが、
恥ずかしい、悔しいという気持ちがないのではなく、自分では完璧にできていると思っているとうことが良くわかりました。
でも、おかしいですよね。
ずっと白帯なのに、組手をすると後から入会した生徒にボコボコにされるのに、自分はできていると思うなんて。
これは今回書いた一人の生徒から感じていることではありません。
ほぼ全員の生徒たちから、話す言葉や行動から感じていることです。
とにかく週一回の60分の指導では、今の時代の子どもたちを成長させることは非常に難しいです。
相変わらず3人の生徒は、毎月目標を書いて持ってくることはありません。
毎回厳しいことを書いていますが、保護者の皆様には現実を受け止めていただきご指導いただけますようお願い申し上げます。
吉沢陸