2022-10-06 9:49 AM
category|日記
気になる「しちゃいました」
ジュニアクラスの生徒たちの話し方で気になることが非常に多いです。
その一つが「~しちゃいました」という言葉です。
話を聞いていなくて間違ったことをした時に「間違いちゃいました」
忘れ物をして「拳サポ忘れちゃいました」「水筒忘れちゃいました」
この「~ちゃいました」という言葉も以前の生徒で使う子はいませんでした。
その都度「間違えました(聞いていませんでした)」「忘れました」でいい。
と伝えますが、何度言っても使い続ける生徒がたくさんいます。
もちろん日本語として間違ってはいませんが、家や友達の前で使うのはいいですが、目上の人の前や先生や他人の前で使うものではないということを知らない生徒が多いことを心配しています。
何よりも、何度教えても使い続けることに疑問を感じます。
毎回、『「先生教えちゃいます」「先生お手本見せちゃいます」「先生トイレ行っちゃいます」って言ってたらどう思う?』
と聞くと「駄目だと思います(これも何度も駄目だから何?と聞いても答えることができません)」「カッコ悪いです」「気持ち悪いです」と答えますが、
自分たちが使うことをやめることはありません。
(「ここ笑うところ」と言っても誰一人くすりとも笑いませんが…)
大人が使うとカッコ悪いと思い、自分たちは子供だから使うと可愛いと思っているのでしょうか。
日本語にはいろいろな言葉がありますが、一般的に使う言葉でないことを教えると、初めに聞いた言葉だけ覚えて、後から正しい言葉を何度指導してもなかなか覚えることが出来ません。
これは専門家の方も仰っていましたが、
「赤ちゃん言葉などを教えると、後から正しい言葉を覚えるという2度覚える作業が必要になるので、初めから正しい言葉を教えた方が良い。その方が後々、語彙力や知性が上がる」
とのことです。
レッスンを欠席する時の「お休みさせてください」「~してください」の「ください」のイントネーションがおかしいことも非常に気になります。
そして何度指導してもなかなか直りません。
(これは10年前の生徒でも少数存在しました)
幼稚園の先生や学校の先生は、どうしてそのような一般的には使うことのない変なイントネーションで子供たちに話かけるのでしょうか。
私がこのようなことを書くのは幼児が使っていることを指しているのではなく、小学生高学年でもずっと使い続けている、指導しても覚えることが出来ないという事実を保護者の皆様に知っていただきたいからです。
ジュニアクラスにご参加いただく生徒の保護者の皆様にはご家庭でもご指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
吉沢陸